人材育成コラム

“人財”育成のツボ

2011/08/08  (連載 第26回)

「研修評価情報サイト」の構築を目指して

ITスキル研究フォーラム 人財育成コンサルタント / PSマネジメントコンサルティング 代表

安藤 良治

 「amazon.co.jp」では、本や家電などの製品情報と製品評価情報 が確認でき、実際にその製品の購入ができます。
 「価格.com」では、様々な製品に関する情報とその製品に関する評価情報 が確認でき、その製品のショップにリンクすることで製品の購入につながってい ます。
 「楽天GORA」では、ゴルフ場の情報と利用者の評価情報が確認でき、予約 もできます。
 多くの製品やサービスに関して、客観的な情報を確認できるサイトが存在し、 その製品やサービスに関する「客観的な評価」を確認することもできるようにな りました。

 人材育成のための「研修」に関する情報は、どうでしょうか?
 残念ながら、集約された情報サイトはなく、「客観的な評価」を確認することも 現状ではできません。
 このような現状を背景として、今年1月からiSRF内に「研修評価情報ワーキ ンググループ」を設置して、「研修情報と研修の客観評価情報を集めたサイトの構 築」を目指して活動しています。ワーキンググループのメンバーは6名。私もその メンバーの一人として活動しています。

 研修情報のサイトを構築するとなれば、教育ベンダの協力を得て、研修情報を集 めることがまず必要です。そして、「客観的な評価」情報を得るためには、教育ベ ンダ、研修導入企業、受講者のいずれかから情報を入力してもらう必要があります。
 どうすれば情報が集まり、また情報のメンテナンスができるでしょうか?
 研修評価情報サイトができたとして、果たして誰が利用するのでしょうか?
 「企業の人材育成担当者」、「ITエンジニア本人」、「ITエンジニアの上司」 が客観的に判断できるサイトが「あるべき」もしくは「あったほうが良い」とは皆、 思うでしょう。しかし、その情報の入力やメンテナンスまで考慮すると、サイト実 現のための課題は少なからず存在します。

 そこでワーキンググループでは、「教育研修に関するアンケート調査」を行うこ とにしました。
 どうか読者の皆さんにご協力をいただき、ニーズやサイト構築のための知恵を拝借したいと願っています。
 アンケート調査は、現在行っております「全国スキル調査2011」のスキル診 断完了後にいくつかのアンケートとともに選択入力できるようになっています。
 アンケート項目の「8.研修評価情報について」は自由記入式となっていますの で、是非皆さんの忌憚のないご意見を頂戴したいと願っています。
 どうぞ、皆さん!ご自身のスキル診断と合わせて「教育研修に関するアンケート」 にもご協力ください。

 「全国スキル調査2011」は、こちらから(→) ※ 終了しました


(※この記事は2011年7月20日に「iSRF通信」で配信された記事を元にWeb掲載用に編集したものです)


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