事例レポート

(※ 過去バーションのDSシリーズでの利用事例を含みます)


ITSS-DS事例


さくら情報システム

標準のものさしによる平均値との比較こそがITSSと「ITSS-DS」を使いこなす鍵


(前ページからの続き)


「職種別レベル別目標値」との比較を階層別研修の企画・実施に活用

 ── 「ITSS-DS」のなにが便利ですか。また、その具体的な活用についてお聞かせください。

長谷川 全国の平均値との比較ができることです。企業規模や系列、地域性などの偏りもなく、現在のIT業界における立ち位置を知ることができます。これは他にない重要なポイントです。
 そして、現場から要望されて有用だったのが「職種別レベル別目標値」です。「職種別レベル別目標値」とは、ITSSの職種毎に定義されているスキル項目に対して実際の診断結果から一つ上のレベルに進むための指標となる平均値データです。
 例えば、ある職種で診断した方の結果がレベル2.3だったとします。この場合の目標値は一つ上のレベル3です。受診した職種のレベル3のスキル項目別の平均値が目標値となるのです。

開発本部 リソース開発部
長谷川 綾 氏

 「レベルを上げるためのより明確な指標がほしい」と現場から相談を受け、ITスキル研究フォーラム様にご相談し提供していただきました。(図1)
 職種別レベル別目標値との比較を行って初めて、強化すべきスキルが明確に見える化できました。その結果、一部の社員には強化施策としての研修を企画・実施しています。数値的な効果はある程度確認できましたが、実際の効果が現れるかどうか観察中です。

開発本部 リソース開発部
長谷川 綾 氏


図1 平均値や各種指標との比較により、強化目標が明確に

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