人材育成コラム
リレーコラム
2026/3/23 (第192回)
6歳から起こる「機能的固着」をどうすればいいのか?
ITスキル研究フォーラム 事務局長
株式会社日経BPマーケティング リソースディレクター
森田 哲也
本音を言えば、多くの人が抱いている一番の不安は「自分の仕事がなくなるのではないか?」ということではないでしょうか。
人は6歳頃から、経験や習慣にとらわれる「機能的固着」が現れ始めるといわれています。とすれば、成人して社会で仕事を始める頃には、創造的な発想や思考を阻害するこの“機能的固着”がさらに強化されている、ということになります。
では、この強力なバリアを突破し、柔軟な思考をつかさどる前頭前野を活性化させるにはどうすればよいのでしょうか。
脳科学の研究からは、定常的ではない情報の取り込み、日常から離れた身体的活動、異業種との交流や協業による別視点の獲得が有効だとされています。
私どもITスキル研究フォーラムの調査「DX意識と行動調査2025」(※)の分析では、生成AIを積極的に活用する人ほど、現在の業務の一部をAIに任せ、自らはより複雑で高度な業務に着手し始めていることが明確になりました。
つまり、生成AIを主体的に使っている人は“定常的な仕事から離れ、新たな創造的な発想や価値創出に意識を向け始めている”ということです。
また、同調査からは、問題解決力やデータ分析力が今後ますます重要となり、それらの習得支援が企業の競争優位につながることも明らかになりました。
他者の視点が豊富に詰まった生成AIを利用することで、自分自身の潜在意識に気付きをもたらすことができるかもしれません。
6歳にして保守的になるという事実をあらためて認識し、その硬直化した思考をゆるめる“別の視点との出合い”を生成AIが提供してくれる ──── そう考えてみてはいかがでしょうか。
※「DX意識と行動調査2025」(2025年6月~8月、ITスキル研究フォーラム特設サイトにて、現場のビジネスパーソン、管理職などを対象に実施。
DX意識と行動調査ワーキンググループ2025年度活動報告書
https://www.nikkeibpm.co.jp/campaign/dx_support/consulting.html
https://www.nikkeibpm.co.jp/campaign/dx_support/consulting.html
(※ 日経BPマーケティングのWebサイトに遷移します)
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