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短時間で受診できて、結果が数字で出る！
岡田 受診されてみて反応はいかがでしたか？「ITSS-DSは30分で診断できる！」とうたっていますが実際はどれくらいでしたか？
迫 そんな短時間でできるか？って思いましたが実際にやってみたら30～40分程度で、大体それくらいでした。また、（診断結果が）数字で出ますよね。受診者にとって、あれはインパクトがありますよ、やっぱり。私も受診して実感しましたから。ある意味、ショックな結果でしたけどね・・・（笑）。
水上 （診断結果は）辛口で出るみたいだね（笑）でも、「もう、そこは十分できています」と言われると、その人はそこで止まってしまうから、それぐらいがちょうど良いんじゃないかな？自己のフィードバックが主眼だからなおさらと思います。
診断結果から「目指す方向性」が見えてくる！
迫 また、目指す職種での「立ち位置」が分かるのも非常に魅力ですね。自分では気づけないことをこういったシステムが客観的に判断する、その結果を見て、研修や自己学習で何を強化したらよいか計画ができる、とてもシンプルでわかりやすいですよね。診断結果は自分がなりたい職種や向いてる職種の情報もあるので、自分の将来を考える上でもとても参考になる。こういうアドバイスはなかなかもらう機会がありませんからね、とても有益な情報だと思います。また、こういった診断結果を通じて身につけた能力は、やみくもに資格を取得することより効果が高いと思います。PDCA（計画→実行→評価→改善）に活用できるのが良いね！
水上 診断結果をどう改善に結びつけるかって結構難しいと思いますが、それをこのシステムは適切に示してくれます。スキル診断結果から自分に合った研修計画が見えてくる、非常にありがたいです。診断をして具体的なフィードバック策があれば有効活用できる。精度の問題はあるかもしれないけれど、こういう形でぐるっと一回りするＰＤＣＡの形に活用できるのは、やはりいいところですよ。
全国レベルでの立ち位置が分かる！
迫 「全国レベルで自分のスキル位置がわかる」というのは、とてもいい刺激ですよね。うちの会社の中だけで「オレは」って言っていても、全国の中から見たら「おまえ、こんなもんだぞ」っていうこともあるでしょうし、逆に会社ではあまり目立たないけど「全国レベルでも高いスキルなんだ！」という場合もあるでしょうしね。また、少し観点が違いますけど「世の中の大勢の人と同じ土俵で評価される」システムって、説得力がありますよね。
岡田 研修計画も実際に現状を把握しなければ見えてこないし、その把握した現状も全国データとの比較があるので説得力が増すということですね。
社内のスキル傾向がはっきり表れた。良くできたシステムだと思う
岡田 2回にわたり実施して、社員本人も会社としても変化に対する気づきがあったと思いますが、その変化についてどうとらえましたか？
水上 1回目の受診（2005年11月）では、全体的にプロジェクトマネジメントや業務執行あたりの診断結果が低く出ていました。このことは経営会議でしっかり伝えました。「我々としてはこういう診断をやってみて、それはもちろんレベルが合う、合わないとかはあるかもしれないけれども、こういう結果が出ている」と診断結果をそのまま伝えたんですね。その当時、ちょうど大型案件で四苦八苦しているという現実もあったもので「やはり、我々はここが弱いのではないのか」ということも会議の場で言わせていただきました。そういう意味では、１回目のスキル診断結果は社内のスキル傾向をしっかり表した。とても有効なシステムだと感心いたしました。以降の研修計画には、ちゃんとプロジェクトマネジャーを育てるための研修を一本の柱として組み込んだんですよ。
迫 実際、次のスキル診断（2007年12月）では前回よりプロジェクトマネジメント関連スキルが少し上がっていたんですよ。社内でプロジェクトマネジャー自らが研修を実施したり、社内の意識が変わっていました。また、実務でも１～２年でかなり大型案件を対応したから、いろんな対策の効果かなって思うんですけどね、このスキルアップは1回目のスキル診断結果があったからこそ向上したのかな、と思うんです。
水上 そうですね。効果は少し長い目で見る必要があると思うけれど、強化すべきスキルがこういう診断でわかるのって、やはり良くできたシステムだと思いますね。
